たんぱく質・塩分調整食品をお使いの方

体験談様(男性)

慢性腎臓病

東京都 Hさん 男性♂

「自分流の低たんぱく食でおいしく楽しく」

■セミナーや料理の講習会に参加し啓発されました

※Hさんの奥様にお話しを伺いました。
夫は十数年前に腎不全ではと診断されました。クレアチニンは1.6でしたが、「働き過ぎないように、疲れをためないように」と言われるだけで明確な食事指導は一切ありませんでした。その後、状態が進行し始めたので総合病院に移り本格的に治療を開始。そこで初めて食事指導を受けました。当初の指導内容はたんぱく質50g/日、生野菜は避けて茹でこぼすこと。食品交換表を利用するなどというものでした。しかし、セミナーや料理の講習会に参加して、野菜、果物は量に気をつけていれば生で食べてよい。交換表ではなく食品成分表を使うことを知りました。現在のたんぱく質量は23g/日。お陰様で進行は極めて緩やかです。自覚症状も時々むくみがある程度。食欲もあり、無理はできませんが日常生活に支障はないみたいです。

■その日の気分に合わせて料理を作ります

前々から献立を決めていても、いざ当日になると夫の食欲がなかったり、その日の気分に合わないことがありますので、私は「その日の夫の気分に合わせた料理」を作るようにしています。毎朝、今日は何が食べたいかを聞き、それに合わせて献立を立てます。おいしく食べてもらうために私が気をつけていることをいくつかご紹介します。
①見た目
少量ずつでもできるだけ沢山の食材を使い彩り良く仕上げる。お皿は料理の雰囲気に合ったものを使う。盛付にこだわる。など見た目からもおいしさを表現するよう心がけています。
②季節メニュー
季節に合わせた料理の変化も日々の食事の楽しみになると思います。その時期に夫が気に入っている食材を多めに取り入れることもおいしく食べてもらえるポイントです。
③好きなもの
可能な限り献立に「好物」を取り入れるようにしています。例えば、夫は果物が好きなので「カロリーアップのゼリーの横にフルーツを添える」だけで見た目の美味しさも、満足感も違ってきます。ほんの少しの工夫が食欲とおいしさに繋がるようです。

■低たんぱく食でも基本は自分の料理スタイル

料理に慣れている方ほど、レシピ通りに作ることが意外と大変ではないですか? 低たんぱく食だからって構えるのではなく、基本は今までの自分の料理のまま、それを少しずつ低たんぱくに変化させれば良いのだと思っています。「お肉やお魚の量を減らした分、別の食材を少しずつ足してみる」「調味料を減塩に変えた分、スパイスや薬味を増やしてみる」など。試行錯誤を繰り返しながら、今までの料理を変化させていく方法やコツが身に付けば、どんなレシピでも自分に合った形にアレンジできるようになると思います。 できるだけ自分流の料理を変えずに、夫の好きなものや季節に合った食材を取り入れて、夫も私も無理なく楽しく、低たんぱく食を継続していきたいです。

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