カリウム・リンの制限

カリウム

体の中でどんなはたらきをしてるの?

  • ナトリウムが増えすぎないように調整し、血圧の上昇を抑える
  • 筋肉の活動を正常に保つ など

腎臓のはたらきが落ちるとなぜ制限が必要なの?

体の中の余分なものを尿として出すはたらきが不十分になるため、カリウムが体の中に溜まり「高カリウム血症(不整脈、おう吐、下痢などの症状)」を起こす恐れがあるからです。

食品中のカリウム量と食事のポイント

野菜・きのこ・いも・果物:たんぱく質は少ないが、カリウムは多いので食べる量に注意。 肉・魚・大豆製品:たんぱく質が多く、カリウムも多い。たんぱく質を抑えると、カリウムのとり過ぎも防げます。 飲料:以下はカリウムが多いので注意 ・野菜・果汁が多い飲料 ・たんぱく質が多い牛乳 ・お茶の中では玉露 カリウムは水にとけ出る特徴があるため、野菜などは「茹でる・水にさらす」果物は生より「缶詰」を選ぶと減らせます。 ※ゆで汁(煮汁)やシロップは、カリウムがとけ出でいるので、飲まないほうがよい

参考 : 『腎臓病の食品早わかり第3版』牧野直子監修(女子栄養大学出版部)、『日本食品標準成分表2020年版(八訂)』、『栄養素の通になる第4版』上西一弘著(女子栄養大学出版部)、『栄養素キャラクター図鑑』田中明・蓮池桂子監修(日本図書センター)

リン

体の中でどんなはたらきをしてるの?

  • 骨や歯をつくる
  • エネルギーづくりに役立つ
  • 脳や神経がしっかり動くようにお手伝いする など

腎臓のはたらきが落ちるとなぜ制限が必要なの?

体の中の余分なものを尿として出すはたらきが不十分になるため、リンが体の中に溜まり「高リン血症(骨が弱くなる、動脈硬化を促すなどの症状)」を起こす恐れがあるからです。

食品中のリン量・たんぱく質量と食事のポイント

リンはたんぱく質の多い食品に必ず多く含まれるため、たんぱく質を抑えるとリンのとり過ぎも防げます。カルシウムの多い食品にも多く含まれがちなので食べる量に注意。

参考 : 『腎臓病の食品早わかり第3版』牧野直子監修(女子栄養大学出版部)、『日本食品標準成分表2020年版(八訂)』、『栄養素の通になる第4版』上西一弘著(女子栄養大学出版部)、『栄養素キャラクター図鑑』田中明・蓮池桂子監修(日本図書センター)

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